連載 いまさら聞けない英語論文の書き方・33
英語論文査読の対応 ②何がpeer review systemを支えているのか?
堀内 圭輔
1,2
,
千葉 一裕
1
1防衛医科大学校整形外科学講座
2慶應義塾大学医学部整形外科学教室
pp.806-809
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202068
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Peer review systemの根底を支えているのが“査読者”であることは間違いありません.しかし,医師・研究者がなぜ査読を引き受けるのか,一顧されたことはあるでしょうか? 著者の立場からすれば,投稿した論文に速やかに適切な査読者が割り当てられるのは当然,と考えがちです.しかし,一歩下がって考えると,この状況は必ずしも普通ではないことがわかります.今回は,peer review systemに関するアンケート調査1)やその他の報告2-4)を紹介しつつ,peer review systemの現状と問題点などを取り上げます.編集者や査読者とのやり取りをする上でも,peer review systemの理解は決してマイナスになりません.
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