Japanese
English
臨床経験
転移性骨腫瘍に対するリエゾン治療体制構築の効果と問題点
Effects and Problems of Establishing Liaison Therapy for Metastatic Bone Tumor
吉岡 克人
1
,
池田 和夫
1
,
納村 直希
1
,
髙田 泰史
1
,
竹内 裕
1
Katsuhito YOSHIOKA
1
,
Kazuo IKEDA
1
,
Naoki OSAMURA
1
,
Yasushi TAKATA
1
,
Yu TAKEUCHI
1
1国立病院機構金沢医療センター整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, National Hospital Organization Kanazawa Medical Center
キーワード:
リエゾン治療
,
liaison therapy
,
転移性骨腫瘍
,
metastatic bone tumor
,
骨関連事象
,
skeletal related events
,
SRE
Keyword:
リエゾン治療
,
liaison therapy
,
転移性骨腫瘍
,
metastatic bone tumor
,
骨関連事象
,
skeletal related events
,
SRE
pp.295-300
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201944
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背景:転移性骨腫瘍に対するリエゾン治療や骨転移キャンサーボードなどの有用性が報告されているが,その恩恵は大学病院などの一部の施設に限られている.
目的:市中病院における転移性骨腫瘍に対するリエゾン治療の効果を検討すること.
対象と方法:リエゾン治療開始前5年間と開始後1年間の転移性脊椎腫瘍に対する治療内容を比較した.
結果:リエゾン治療開始後1年間の画像スクリーニングで,82例を新規骨転移症例(転移性脊椎腫瘍69例)と診断し,8例に手術加療を行った.
まとめ:リエゾン治療により多職種間の良好な関係が構築され,骨転移に関する情報を院内で共有でき,早期治療につながった.
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