Japanese
English
特集 ダメージ・コントロールとしての創外固定
脛骨近位部および骨幹部骨折に対するダメージ・コントロールとしての創外固定
Damage Control External Fixation for Complex Proximal and Diaphyseal Tibial Fractures
依光 正則
1
Masanori YORIMITSU
1
1岡山ろうさい病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Okayama Rosai Hospital
キーワード:
脛骨骨折
,
tibial fracture
,
創外固定
,
external fixation
,
ダメージ・コントロール
,
damage control
Keyword:
脛骨骨折
,
tibial fracture
,
創外固定
,
external fixation
,
ダメージ・コントロール
,
damage control
pp.155-160
発行日 2021年2月25日
Published Date 2021/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201914
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高エネルギー外傷によって生じた脛骨近位部骨折では,軟部組織に重大な損傷を生じている可能性が高い.多くの症例では最終内固定のために大きな展開が必要となることから,軟部組織損傷を過少に評価せず,腫脹および水疱形成を退縮させるために創外固定を用いた局所のダメージ・コントロールが必要となる.脛骨骨幹部骨折は最も開放骨折を生じやすい長管骨骨折であり,重度の開放骨折では軟部組織合併症の低減と感染の予防目的に初期治療として創外固定が必要となる.
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