Japanese
English
誌上シンポジウム サルコペニアと整形外科
整形外科からみたサルコペニアの臨床的病態
Clinical Pathology of Sarcopenia from the Orthopaedic Viewpoint
酒井 義人
1
,
渡邉 剛
1
,
若尾 典充
1
,
松井 寛樹
1
,
富田 桂介
1
,
飯田 浩貴
1
Yoshihito SAKAI
1
,
Tsuyoshi WATANABE
1
,
Norimitsu WAKAO
1
,
Hiroki MATSUI
1
,
Keisuke TOMITA
1
,
Hiroki IIDA
1
1国立長寿医療研究センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Center for Geriatrics and Gerontology
キーワード:
サルコペニア
,
sarcopenia
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
脊椎疾患
,
spinal disorder
Keyword:
サルコペニア
,
sarcopenia
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
脊椎疾患
,
spinal disorder
pp.241-247
発行日 2019年3月25日
Published Date 2019/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201303
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サルコペニアは老年内科医を中心として提唱された概念であり,その診断基準には骨格筋量のほかに筋力,歩行速度を考慮することが求められている.一方,われわれ整形外科医において加齢により骨格筋が減少することは,高齢者の日常生活に多大な影響を及ぼすことは十分理解する必要があり,近年,整形外科疾患やその治療成績とサルコペニアの関連についての報告も散見される.整形外科診療におけるサルコペニアの意義を考え,自験例を提示しながら問題点と今後の展望について提言したい.
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