Japanese
English
誌上シンポジウム 外傷における人工骨の臨床
術前切削加工人工骨を利用した上肢変形矯正骨切り術
Corrective Osteotomy of the Upper Extremity Using Customized Hydroxyapatite Implants
村瀬 剛
1
,
岡久 仁洋
1
Tsuyoshi MURASE
1
,
Kunihiro OKA
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科)
1Department of Orthopaedic Surgery, Graduate School of Medicine, Osaka University
キーワード:
変形矯正
,
deformity correction
,
コンピュータシミュレーション
,
computer simulation
,
カスタムハイドロキシアパタイトインプラント
,
customized hydroxyapatite implants
Keyword:
変形矯正
,
deformity correction
,
コンピュータシミュレーション
,
computer simulation
,
カスタムハイドロキシアパタイトインプラント
,
customized hydroxyapatite implants
pp.1095-1102
発行日 2018年12月25日
Published Date 2018/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201238
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上肢変形矯正のための楔開き骨切り術を,術前シミュレーションに基づいた最適形状に切削加工した連通多孔体を有する人工骨(IP-CHA)を移植骨として用いて実施した.症例は前腕骨変形を有する5例で,患・健側のCT骨モデルを比較することで計算した移植骨形状にIP-CHAブロックを術前に切削加工し,手術に使用した.すべての症例において,シミュレーションどおりの手術が可能で,良好な骨癒合と矯正が得られ,隣接関節可動域と疼痛の改善が得られた.X線上,IP-CHAは18歳以下の4例では母床骨と完全に一体化したが,48歳の1例では遺残した.
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