整形外科/知ってるつもり
リウマチ患者のBody Image
堀田 昌宏
1
,
小橋 靖子
2
,
西田 圭一郎
1
Masahiro HORITA
1
,
Yasuko KOBASHI
2
,
Keiichiro NISHIDA
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科整形外科
2岡山大学病院看護部
pp.512-515
発行日 2018年6月25日
Published Date 2018/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201106
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はじめに
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)は原因不明の慢性炎症性疾患であり,適切に疾患活動性が制御されないと,遷延する滑膜炎による疲労,抑うつをもたらし,長期的には関節破壊や変形を生じる.疾患過程においてRA患者ではbody imageに障害を来していることが報告されているが1-6),body imageは患者の主観的評価であり,他者からはその状態がみえにくく判断しにくいため,愁訴は見過ごされがちである.一方,変化に伴うbody imageの障害に対して,必要なときに適切な介入を行うためには,body imageを数値化して客観的に捉える必要がある.本稿ではRA患者におけるbody imageについて最近の知見を交えて述べる.
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