Japanese
English
調査報告
一般住民における「ロコチェック」と転倒の関連
Can We Use Loco-Check as Self-Check Item for Evaluating Fall Risk?
重松 英樹
1
,
岩田 栄一朗
1
,
田中 誠人
1
,
奥田 哲教
1
,
森本 安彦
1
,
増田 佳亮
1
,
田中 康仁
1
Hideki SHIGEMATSU
1
,
Eiichiro IWATA
1
,
Masato TANAKA
1
,
Akinori OKUDA
1
,
Yasuhiko MORIMOTO
1
,
Keisuke MASUDA
1
,
Yasuhito TANAKA
1
1奈良県立医科大学医学部整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Nara Medical University
キーワード:
転倒
,
accidental falls
,
ロコチェック
,
locomotion check
,
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
Keyword:
転倒
,
accidental falls
,
ロコチェック
,
locomotion check
,
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
pp.525-528
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200833
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背景:2007年に日本整形外科学会が提唱したロコモティブシンドローム(ロコモ)は,ロコモーションチェック(ロコチェック)で自己評価できる.
方法:健康イベントに参加した170名に,7項目からなるロコチェックを用いて評価を行い,過去1年以内の転倒との関係を調査した.
結果:参加者は20歳以上の成人男性59名,成人女性111名で,40名に転倒経験があった.ロコチェック陽性者に転倒経験の割合が有意に高くなり,ロコチェック陽性項目数が多いと転倒の割合も高くなっていた.
まとめ:ロコモは転倒の危険因子であり,ロコチェックは転倒リスク評価に役立つ.
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