Japanese
English
誌上シンポジウム 関節リウマチ—生物学的製剤使用で変化したこと
内科的合併症の変化
Change of Medical Complications of Rheumatoid Arthritis Patients
藤田 次郎
1
Jiro FUJITA
1
1琉球大学大学院感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)
1First Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
キーワード:
感染症
,
infectious diseases
,
B型肝炎
,
hepatitis B
,
間質性肺炎
,
interstitial pneumonia
Keyword:
感染症
,
infectious diseases
,
B型肝炎
,
hepatitis B
,
間質性肺炎
,
interstitial pneumonia
pp.125-133
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200117
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
関節リウマチの治療は多くの生物学的製剤が導入され,一変したといっても過言ではない.生物学的製剤の副作用として,感染症,結核,B型肝炎,および間質性肺炎に留意する必要がある.感染症は全身に発症しうるので内科的疾患全般に関する知識が求められ,専門医との連携が重要である.中でもB型肝炎のスクリーニングは重要である.また抗酸菌感染症として,肺結核と,非結核性抗酸菌症とを留意する.さらに重要な肺病変として,関節リウマチに伴う間質性肺炎,薬剤性肺障害,および感染症による間質性肺炎を鑑別することが重要である.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.