連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・29
頚椎
黒木 修司
1
,
帖佐 悦男
1
1宮崎大学医学部整形外科
pp.405-407
発行日 2013年4月25日
Published Date 2013/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102678
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診断のポイント
1) 柔道練習中の受傷
2) 受傷直後の頚部痛,右上肢放散痛(安静で軽減)のみで,感覚障害や筋力低下を認めない.
3) 頚部右側屈で症状再現.
4) 単純X線像で頚椎症性変化なし.
→本症例では柔道の練習中の頚部痛があり,診断は比較的容易であるが,受傷後に安静のみで症状が軽減したため,医療機関への受診が遅れたと思われた.
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