連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・24
頚椎
濱中 秀昭
1
,
帖佐 悦男
1
1宮崎大学医学部整形外科
pp.1103-1106
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102516
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診断のポイント
診断のポイントとしては,受傷機転などの詳細な病歴の聴取はもちろん,出生時からの斜頚の有無,外傷の種類(軽微な外傷か,高エネルギー外傷か),上気道炎など先行感染の有無,口腔咽頭の手術歴などの聴取は重要である.次いで,姿勢の異常,可動域制限や疼痛の誘発,胸鎖乳突筋内の硬結や頚部リンパ節の触知の有無,疼痛の部位(叩打痛の有無など),神経症状の有無などをしっかりチェックする.次いで画像診断としてX線,CT,MRIや血液検査で炎症反応の有無などチェックする.
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