連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・23
上肢帯・体幹部
田島 卓也
1
,
帖佐 悦男
1
1宮崎大学医学部整形外科
pp.1001-1003
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102488
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診断のポイント
診断のポイントとして,問診による詳細な病歴(競技種目も含め)や自覚症状(安静時痛の有無など),および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.次に,頚部から手指に至るまでの詳細な神経学的所見および肩・肘・手関節の関節機能,筋・腱の状態をチェックする.各筋の筋力測定や筋力低下がみられる姿位や関節運動方向などによる機能的診察も必須である.また上肢全体に及ぶ違和感・しびれ感の原因精査も重要である.必要であれば筋電図検査なども施行する.画像検査として単純X線,CTおよびMRIなどで順次診断を進める.
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