視座
医学部教育とスポーツ
大谷 俊郎
1
1慶應義塾大学看護医療学部
pp.719-720
発行日 2012年8月25日
Published Date 2012/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102414
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小学校4年で始めたバスケットボールとの関わりが,今年で47年になった.医学部時代6年間はエネルギーの大半をバスケットボール部に注ぎ込んだ思い出がある.卒後31年になる現在も監督として医学部バスケットボール部に関わり,関東医科大学リーグ,医歯薬トーナメント,東日本医科学生総合体育大会(東医体),全日本医科学生体育大会王座決定戦(全医体)などで数回の優勝と無数の敗北を経験してきた.2009年3月からは慶應義塾体育会バスケットボール部長として他学部の学生とも関わるようになり,直近の3年間に関東大学選手権優勝,関東大学リーグ戦準優勝と2部落ち,全日本大学選手権優勝,準優勝,早慶バスケットボール定期戦1勝2敗などのドラマを経験した.
医師としては膝関節外科とスポーツ医学を専門としてきたので,今まで多くの学生アスリートと医者-患者関係でつき合ってきた.そのうちの数名が,膝を壊すまでは全く想定外だった医学,医療の道へ進んでくれたことは望外の喜びであった.2006年から看護医療学部に移り,2007年からは大学院健康マネジメント研究科スポーツマネジメント専修も担当するようになった.最近は,教育の視点から学生スポーツを考える機会が増えている.
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