Japanese
English
誌上シンポジウム 難治性良性腫瘍の治療
骨線維性異形成(osteofibrous dysplasia:OFD)の診断と治療
Treatment and Diagnosis of Osteofibrous Dysplasia
穴澤 卯圭
1
,
森岡 秀夫
2
Ukei ANAZAWA
1
,
Hideo MORIOKA
2
1東京歯科大学市川総合病院整形外科
2慶應義塾大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokyo Dental College Ichikawa General Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery. School of Medicine, Keio University
キーワード:
良性骨腫瘍
,
benign bone tumor
,
骨線維性異形性
,
osteofibrous dysplasia
,
外科的治療
,
surgical treatment
Keyword:
良性骨腫瘍
,
benign bone tumor
,
骨線維性異形性
,
osteofibrous dysplasia
,
外科的治療
,
surgical treatment
pp.533-538
発行日 2012年6月25日
Published Date 2012/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102366
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骨線維性異形成は10歳以下の脛骨と腓骨に好発する骨腫瘍類似疾患である.よって,その治療の目的は,合併する病的骨折,変形などの臨床的問題の解決で,特に問題がなければ経過観察も一つの方法である.また,15歳以下では再発傾向が極めて強く,局所コントロールのためには広範切除が必要となる.しかし,思春期以降では本疾患の活動性が低下するため,その治療法については様々な考えがある.さらに,悪性疾患であるアダマンチノーマとの鑑別も問題となる.本疾患の治療は,治療時の年齢,臨床的問題,アダマンチノーマとの鑑別を総合的に判断して行うことが重要と考えられる.
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