Japanese
English
誌上シンポジウム 生物学的製剤が与えた関節リウマチの病態・治療の変化
骨関節破壊予防と破骨細胞標的薬
Prevention against Bone Joint Destruction : Therapeutic Targeting of Osteoclasts
門野 夕峰
1
,
田中 栄
1
Yuho KADONO
1
,
Sakae TANAKA
1
1東京大学大学院医学系研究科感覚・運動機能医学整形外科
1Orthopaedic Surgery, Sensory and Motor System Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
骨関節破壊
,
bone joint destruction
,
破骨細胞
,
osteoclast
,
抗RANKL抗体
,
anti-RANKL antibody
,
カテプシンK阻害薬
,
cathepsin K inhibitor
Keyword:
骨関節破壊
,
bone joint destruction
,
破骨細胞
,
osteoclast
,
抗RANKL抗体
,
anti-RANKL antibody
,
カテプシンK阻害薬
,
cathepsin K inhibitor
pp.819-823
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102101
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生物学的製剤の登場により関節リウマチ治療は転換期を迎え,臨床的寛解を目標とした治療が現実のものとなっている.画像的寛解を達成するためには,関節炎を抑制するだけでなく骨関節破壊も抑制することが必要不可欠である.破骨細胞による骨吸収を抑制するビスフォスフォネート製剤は臨床応用されているが,骨組織に長期間残存するという欠点がある.他にも破骨細胞分化自体を抑制する抗RANKL抗体など実用化が間近なものから,破骨細胞機能を抑制するカテプシンK阻害薬など,破骨細胞を標的とした治療薬が開発されている.
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