Japanese
English
誌上シンポジウム 生物学的製剤が与えた関節リウマチの病態・治療の変化
中足骨斜め骨切り短縮術から始まる関節リウマチの関節温存手術
Joint-preserving Surgery for Patients with Rheumatoid Arthritis That Starts from Oblique Osteotomy of the Metatarsal
羽生 忠正
1,2
Tadamasa HANYU
1,2
1長岡赤十字病院整形外科
2長岡赤十字病院リウマチ科
1Nagaoka Red Cross Hospital
2Nagaoka Red Cross Hospital
キーワード:
前足部変形
,
forefoot deformity
,
斜め骨切り短縮術
,
shortening oblique osteotomy
,
中足趾節間関節
,
metatarsophalangeal joint
,
外反母趾
,
hallux valgus
Keyword:
前足部変形
,
forefoot deformity
,
斜め骨切り短縮術
,
shortening oblique osteotomy
,
中足趾節間関節
,
metatarsophalangeal joint
,
外反母趾
,
hallux valgus
pp.811-817
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102099
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関節リウマチにおいて,中足趾節間(MTP)関節の背側脱臼に起因する変形,交叉趾やベンチによる疼痛や歩行障害があって,装具で対応できない場合が手術のタイミングである.手術方法としては,従来から行われてきた切除関節形成術とMTP関節温存手術とがある.後者の代表的手術には斜め骨切り短縮術(SOO)がある.MTP関節を残すと滑膜炎の再燃につながる可能性が危惧されるが,滑膜切除,骨切り,そして短縮の3つの効果があいまって骨びらんの改善をみており,再発率は薬物療法の進歩もあって低かった.SOOは切除関節形成術の前に,まず試みてよい手術方法と思われる.
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