書評
『脊椎脊髄ハンドブック 第2版』―徳橋泰明●監修 日本大学医学部整形外科学系整形外科学分野脊椎班●著
松崎 浩巳
1
1日本大学総合科学研究所
pp.790
発行日 2010年9月25日
Published Date 2010/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101794
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『脊椎脊髄ハンドブック 第2版』についての書評を依頼された.かつて私が脊椎班の責任者でいた時,後輩の徳橋泰明医師(現在日本大学医学部整形外科主任教授)が主編者となって第1版を編集したものである.今回この10年前に発行された第1版を改訂したものである.後輩の書であるから遠慮なく好き勝手に書評を述べたいとの思いから改めてじっくり拝読させてもらった.
この手のハンドブックは白衣のポケットに収まり,かつ読者が要求している内容(項目)をいかに多く要領よくまとめられているかがポイントとなる.対象が整形外科医,脳神経外科医,神経内科医など多岐にわたるため,思ったよりも幅広い内容が網羅されている.知りたい内容が面白いほど選択されていて,この点,主編者の徳橋医師の抜群の臨床的嗅覚が感じ取れる.
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