連載 医者も知りたい【医者のはなし】 20
江戸初期の医師 向井元升(1609-77)―去来の父・益軒の師 その2 江戸初期西洋医学と向井元升そして去来の話
木村 專太郎
1,2
Sentaro Kimura
1,2
1木村専太郎クリニック
2日本医史学会
pp.792-795
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100914
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■はじめに
向井元升は江戸初期において,長崎と京都で活躍した医師である.前回(本誌41巻5号)は元升の京都で活躍した話と,彼が学んだ後世派の医学の成り立ちのことを書いた.今回は向井元升が後世派医師になったあと,長崎で学んだ西洋医学について述べる.
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