連載 医者も知りたい【医者のはなし】 19
江戸初期の医師 向井元升(1606-77)―去来の父・益軒の師 その1 元升紹介と江戸初期医学について
木村 專太郎
1,2
Sentaro Kimura
1,2
1木村專太郎クリニック
2日本医史学会
pp.556-558
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100314
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■はじめに
向井元升は江戸初期において,長崎と京都で活躍した医師である.息子の向井去来は芭蕉の門人であり,父の元升より一般によく知られている.今回はこの向井元升のことと,彼が学んだ後世派の医学のことを書いてみたい.なお元升のことは福岡県医報にも書いているが,内容はかなり異なる.
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