統計学/整形外科が知っておきたい
12.比例ハザードモデル―比例という名のハードル
小柳 貴裕
1
Takahiro Koyanagi
1
1東京歯科大学市川総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College
pp.1326-1332
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100559
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生存分析に関わる種々のバイアスは判読者はもちろんのこと,解析側ですら完全な掌握は簡単ではない.打ち切りも扱える比例ハザードモデルはいくつもの予後因子を同時に扱え,バイアスを調整しうる画期的手法として脚光を浴びてきた.しかし,一見夢のような解析法である本モデルにも限界と陥穽があることを認識し,批判的に吟味されなければならない.
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