Japanese
English
論述
軟骨肉腫の予後因子―Coxの比例ハザードモデルを用いた多変量解析の試み
Prognostic Factors of Chondrosarcoma : Multivariate Analysis Using A Cox Proportional Hazards Model
森井 健司
1
,
矢部 啓夫
1
,
森岡 秀夫
1
Takeshi Morii
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Keio University
キーワード:
chondrosarcoma
,
軟骨肉腫
,
prognostic factor
,
予後因子
,
survival analysis
,
生存分析
Keyword:
chondrosarcoma
,
軟骨肉腫
,
prognostic factor
,
予後因子
,
survival analysis
,
生存分析
pp.173-176
発行日 1999年2月25日
Published Date 1999/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902637
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抄録:目的変数を局所再発・遠隔転移・腫瘍死として,当科で治療した軟骨肉腫35例の臨床的予後因子をCoxの比例ハザードモデルを用いた生存分析により解析した.局所再発の危険因子は体幹部の発生と組織学的高悪性度であり,転移と腫瘍死の危険因子は組織学的高悪性度のみであった.種々の理由で十分な切除縁が確保できないことは,軟骨肉腫の治療に際してしばしば経験されることではあるが,今回の検討から低悪性度例においては,局所管理が困難であることと生命予後とは相関しない可能性があることが示唆された.
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