Japanese
English
シンポジウム 手指の関節外骨折
創外固定による治療を中心に
External Fixation for Fractures of Phalanges and Metacarpus
成田 俊介
1
,
西川 真史
2
,
藤 哲
2
Shunsuke Narita
1
1むつ総合病院整形外科
2弘前大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Mutsu General Hospital
キーワード:
external fixation
,
創外固定法
,
phalanx
,
指節骨
,
metacarpal bone
,
中手骨
,
pseudoarthrosis
,
偽関節
Keyword:
external fixation
,
創外固定法
,
phalanx
,
指節骨
,
metacarpal bone
,
中手骨
,
pseudoarthrosis
,
偽関節
pp.653-657
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100444
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抄録:手指骨の粉砕を伴う開放骨折などは創外固定法が良い適応になる.われわれは現在,注射針キャップを用いた創外固定法やレジン創外固定法に若干の工夫を加えて治療を行っている.また仮骨形成型偽関節や関節固定には骨延長器を用いて骨移植を行わずに治療を行っている.術後のピンサイトケアでは手指の消毒を患者自身に毎日行わせることなどを指導し,ピン刺入部の感染を予防している.注射針キャップを用いた創外固定法やレジン創外固定法はピン刺入部が自由にデザインできるが多少の熟練を要する.治療の成功のためには手術方法のみならず,術後のピンサイトケアなども重要である.
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