Japanese
English
臨床報告・1
発症後21日間を経過した特発性食道破裂に対し有茎大網片被覆を施行した1治験例
A case of spontaneous rupture of the esophagus treated successfully by primary suture and omentopexy after three weeks elapse from the onset
中野 秀貴
1
,
及能 健一
1
,
赤羽 弘充
2
,
渡辺 健一
2
,
澤田 浩美
2
,
河田 聡
2
,
新田 昌弘
2
Hideki NAKAO
1
1北海道社会事業協会帯広総合病院外科
2北海道大学医学部第1外科
キーワード:
特発性食道破裂
,
有茎大網片被覆
Keyword:
特発性食道破裂
,
有茎大網片被覆
pp.549-552
発行日 1995年4月20日
Published Date 1995/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905204
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はじめに
特発性食道破裂において,発症後の経過が長い症例では破裂部の直接縫合閉鎖の成績は不良であり,その予後は必ずしも良好ではない.われわれは,食道破裂後21日間を経過した症例に対し,破裂部の縫合閉鎖と有茎大網片被覆を行い,縫合不全もなく治癒した1例を経験したので報告する.
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