病院めぐり
自衛隊中央病院消化器一般外科
冨松 聡一
pp.1673
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905084
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自衛隊病院は,北の札幌病院から南の那覇病院まで,全国で計16病院あります.自衛隊中央病院は診療・研究・教育のあらゆる面において自衛隊医療の中核となるべく,昭和31年に陸海空3自衛隊の共同機関として世田谷公園に隣接した三宿の地に開設されました.当初は,隊員および隊員の被扶養者のみを診療する職域病院でしたが,平成5年秋に東京都から保険医療機関としての指定を受けて以来,部分開放し,部外患者も受け入れています.総病床数は500床で,診療科は28科,医師数99名の臨床研修指定病院です.外科関連では,当科のほかに胸部外科,形成外科,脳神経外科があり,それぞれ独立して活動しています.また日本外科学会,日本消化器外科学会,日本胸部外科学会,日本呼吸器外科学会,日本消化器病学会,日本消化器内視鏡学会,日本大腸肛門病学会などの認定医,専門医修練施設となっています.
当科は40床,医師11名(山田省一第1外科部長,長谷和生第2外科部長,岡田和滋第3外科部長,伊藤英人,菅沼利行,冨松聡一,宇都宮勝之,青笹季文,田中正文,識名敦,寺内りさ)で診療に当たっています.昨年度の手術件数は計373例で,全麻下手術は203例(うち胃癌40例,大腸癌38例),虫垂切除,痔核根治術,ヘルニア根治術などの腰麻下手術は170例でした.
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