Japanese
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特集 乳癌:初回治療の標準化
閉経前症例の標準的な術後補助療法
The standard adjuvant therapy for premenopausal breast cancer
木村 盛彦
1
Morihiko KIMURA
1
1群馬県立がんセンター外科
キーワード:
閉経前乳癌
,
術後補助療法
,
LH-RHアゴニスト
Keyword:
閉経前乳癌
,
術後補助療法
,
LH-RHアゴニスト
pp.341-349
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904802
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閉経前乳癌の術後補助療法の選択肢はovarian ablation,TAM(タモキシフェン),多剤併用化学療法である.具体的には,ホルモンレセプター状況を考慮しての治療法の組み合わせがポイントとなる.すなわちER(エストロゲンレセプター)あるいはPgR(プロゲステロンレセプター)が陽性であれば内分泌療法あるいは内分泌・化学療法が,ER,PgRがともに陰性では化学療法が適応となる.内分泌療法はLH-RHアゴニストによるovarian ablation,TAMが標準的なベースである.化学療法の選択肢としては,CMFよりアンスラサイクリンを含むレジメンが優位性を示すとして,CEF,CAFなどが標準的とされ推奨されている.
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