Japanese
English
臨床報告・1
回盲部が嵌頓した鼠径ヘルニアと小腸捻転が合併した総腸間膜症の1例
A case of the mesenterium ileocolium associated with incarcerated inguinal hernia in the cecum portion and torsion of ileum
稲木 紀幸
1
,
芝原 一繁
1
,
舩木 芳則
1
Noriyuki INAKI
1
1市立輪島病院外科
キーワード:
総腸間膜症
,
鼠径ヘルニア嵌頓
,
小腸捻転
,
絞扼性イレウス
Keyword:
総腸間膜症
,
鼠径ヘルニア嵌頓
,
小腸捻転
,
絞扼性イレウス
pp.849-851
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904501
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はじめに
総腸間膜症とは腸回転異常症の1型で,小腸と結腸が共通の腸間膜を有している状態をいう1).今回筆者らは右鼠径ヘルニア嵌頓の手術を施行したところ回盲部が嵌頓しており,腹腔内で小腸の捻転を併発していた総腸間膜症の稀な1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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