Japanese
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特集 21世紀の外科—Tissue Engineering
細胞シート工学による新しい組織・臓器構築
Novel tissue and organ reconstruction methods by cell sheet engineering
大和 雅之
1
,
岡野 光夫
1
Masayuki YAMATO
1
1東京女子医科大学医用工学研究施設
キーワード:
細胞シート工学
,
温度応答性培養皿
,
共培養
Keyword:
細胞シート工学
,
温度応答性培養皿
,
共培養
pp.53-60
発行日 2001年1月20日
Published Date 2001/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904348
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次世代型のより複雑で高度な機能を実現する肝臓や腎臓の再建を目指して,筆者らは「細胞シート工学」を提唱し,種々の細胞シート操作技術を開発している.鍵になるのは温度に応答して細胞の接着・脱着を制御できる温度応答性培養皿であり,これを用いると細胞分化機能を損なうタンパク質分解酵素の処理を行うことなく温度を下げるだけで培養細胞を回収できる.温度応答性培養皿を用いて作製した細胞シートの移植により毛細血管を誘導したり,パターン状に温度応答性ドメインを作ることでパターン共培養を実現できる.さらにこの細胞シートを積層して三次元組織構造を再構築する技術の開発に取り組んでいる.
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