Japanese
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特集 大腸の非腫瘍性疾患—外科医のための診療指針
クローン病の診断と治療
Diagnosis and treatment for Crohn's disease
畠山 勝義
1
Katsuyoshi HATAKEYAMA
1
1新潟大学医学部第1外科
キーワード:
縦走潰瘍
,
敷石像
,
非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
Keyword:
縦走潰瘍
,
敷石像
,
非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
pp.1526-1534
発行日 1999年12月20日
Published Date 1999/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903972
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クローン病(CD)は潰瘍性大腸炎(UC)とともに炎症性腸疾患として包括されており,現在なお原因不明の疾患であり,厚生省特定疾患に指定されている.原因不明であるので根治的治療はないが,しかし診断や治療に関する進歩・向上には著しいものがあり,厚生省特定疾患・難治性炎症性腸管障害調査研究班の果たした役割は大きい.CDの特徴は,縦走潰瘍,敷石像,非乾酪性類上皮細胞肉芽腫で代表されるが,その他にもUCとは異なる特徴をもっている.本稿では厚生省特定疾患調査研究班の成果でもある診断基準や治療指針の最新のものを中心に解説したい.
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