特集 薬物療法マニュアル
Ⅵ.感染症の薬物療法
2.全身的感染症
日和見感染症,院内感染症
松股 孝
1
Takashi MATSUMATA
1
1福岡県済生会八幡総合病院外科
pp.353-355
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
重い病気をもつ人の生存期間が延長されるようになった一方では,感染症にかかる機会が多くなってきた.このような易感染性宿主(コンプロマイズド・ホスト)では,弱毒菌による感染症も成立する.多くは耐性菌で,これによる感染症を日和見感染症という.日和見感染症は弱毒菌による菌交代症であることが多い.院内感染の主体は日和見感染と医療事故で起こる職業感染である.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.