Japanese
English
臨床報告・1
不妊に対するホルモン療法後に発症した肝限局性結節性過形成の1切除例
A case of focal nodular hyperplasia of liver after hormone therapy for infertility
岸仲 正則
1
,
西浦 三郎
1
,
河崎 秀樹
1
,
木村 誉司
1
,
宮内 聡一郎
2
,
前田 智治
3
Masanori KISHINAKA
1
1愛媛県立中央病院外科
2愛媛県立中央病院内科
3愛媛県立中央病院病理
キーワード:
肝限局性結節性過形成
,
ホルモン療法による不妊治療
,
高分化肝癌
Keyword:
肝限局性結節性過形成
,
ホルモン療法による不妊治療
,
高分化肝癌
pp.1501-1504
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903044
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はじめに
肝限局性結節性過形成(focal nodular hyper-plasia:FNH)は肝に発生する腫瘍類似疾患の代表的なもので1),欧米では性腺ホルモン投与後の報告が多い2,3)が,本邦ではホルモン剤投与に起因する報告は比較的少ない4,5).われわれはホルモン療法による不妊治療後に発症した肝FNHに対し,肝部分切除を施行した1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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