特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅹ.その他
132.妊婦の虫垂炎
新谷 史明
1
Fumiaki SHINYA
1
1いわき市立総合磐城共立病院外科
pp.345-347
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903009
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
疾患の概念
妊娠中も虫垂炎の発生頻度には差はない.妊娠1,500〜2,000例に1例くらいの頻度といわれ,妊娠の初期から中期に多い.妊娠初期は妊娠に関連した非特異的症状(悪心,下腹部痛,食思不振)のため,また妊娠後期には子宮の増大に伴い,腹部の圧痛点が変化するため虫垂炎の診断は難しい.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.