特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅷ.乳幼児の外来外科疾患
5.消化管内異物
河野 澄男
1
1静岡県立こども病院外科
pp.282-283
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901397
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小児消化管内異物はほとんどが誤飲によるもので,硬貨,おもちゃ,ヘアピン,画鋲,メトロノーム,針,釘など多種多様で,大部分の症例において無症状に経過し,異物は自然排泄することが多いといわれている.患児の年齢や症状,異物の種類や大きさ,異物の存在部位など多彩であり,食道穿孔や腸管穿孔・穿通など重篤な合併症の報告もあり1),その診断や治療は慎重に行わなければならない.
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