特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
99.指骨骨折
小松崎 文一
1
Fumikazu KOMATSUZAKI
1
1札幌しらかば台病院整形外科
pp.263-264
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902976
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疾患の概念
手指の骨折は,日常診療の場において遭遇する頻度の高い骨折で,末節骨が一番多く,次いで基節骨,中節骨の順になっている.
手指は,その複雑な解剖ゆえに,高い巧緻性を有するのみならず,感情や意志までも表現できるが,ひとたび障害を起こすと,その手指のみならず,上肢の機能をも損なうことがある.そのため,手指骨骨折の治療は,正確な知識と診断が要求される.
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