Japanese
English
臨床研究
肝硬変症例における部分的脾動脈塞栓術(PSE)後の止血・凝固系の変動
Changes of hemostatic function after partial splenic embolization in cirrhotic patients
江副 英理
1
,
山城 一弘
1
,
平田 公一
1
,
桂巻 正
1
,
向谷 充宏
1
,
木村 弘通
1
Eiri EZOE
1
1札幌医科大学第1外科
キーワード:
肝硬変
,
部分的脾動脈塞栓術
,
止血・凝固機能
Keyword:
肝硬変
,
部分的脾動脈塞栓術
,
止血・凝固機能
pp.81-85
発行日 1997年1月20日
Published Date 1997/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902621
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はじめに
部分的脾動脈塞栓術(Partial splenic embol-ization:以下,PSE)は肝硬変に付随する様々な病態治療に有用であり,当科ではとくに高度の止血・凝固系障害を合併する肝硬変合併肝癌症例での術前処置として積極的に施行している1).今回われわれは肝硬変合併肝癌症例9例に対してPSEを施行し,PSEの効果,とくにトロンボエラストグラム(thromboelastgram:以下,TEG)などからみたPSE後比較的早期(1か月)における止血擬固系の変動につき検討を加えたので報告する.
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