病院めぐり
県立奈良病院外科
渡部 高昌
pp.1168
発行日 1996年9月20日
Published Date 1996/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902398
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当院は,昭和39年4月に,前身である奈良県立医大附属奈良病院として,奈良市を中心とした奈良県北部の中核的病院として,10科200床として開院されました.その後,診療中心の県立病院として名称を県立奈良病院と改称するとともに,昭和52年10月には病院の移転新築(奈良市平松町)がなされ,13科400床と整備され,昭和53年には厚生省より臨床研修病院に指定されました.昭和57年には三次救急医療施設として,救命救急センター(30床)が併設され現在に至っています.
当院外科は,昭和39年の開設当時は奈良医大第1外科講座に含まれており,消化器外科を中心に診療いたしておりましたが,初代外科医長であられた増井先生が院長となられてから,病院は飛躍的に充実発展し,診療面でそれを補佐されたのは,現在の副院長であられる外科の本郷医師を初めとする我々外科一同であると思っています.ちなみに,消化器病の診断と治療に必要な内視鏡や超音波診断装置の整備のために新設された中央内視鏡,超音波診断室も,当外科を中心として開設されたため(初代部長,渡部高昌医師),現在もその主力をわれわれが担っております.
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