特集 肛門疾患診療のポイント—エキスパート17人のノウハウ
痔核結紮切除術の原法を理解する
川原 薫
1
,
吉田 鉄郎
1
Kaoru KAWAHARA
1
,
Tetsuro YOSHIDA
1
1吉田病院外科
pp.580-582
発行日 1996年5月20日
Published Date 1996/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902287
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
結紮切除とは痔核に対する代表的術式であり,その特徴は,肛門の機能を損なうことなく現存する痔核を消失せしめ,かつ将来の再発を予防できることにある.われわれが実際に行っている手術も,Milligan と Morganらによって発表された原法が低位結紮であったのを高位結紮としたほかは,とくにその基本手技に変わりはない.本稿では,原法を踏まえつつ結紮切除術の精神を考えてみた.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.