Japanese
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特集 痔核と痔瘻の外科
痔核治療のポイント
痔核の解剖と結紮切除療法
Excision and ligation of hemorrhoids and its anatomy
牧野 永城
1
,
佐藤 光史
1
Eiki MAKINO
1
,
Kohshi SATO
1
1聖路加国際病院外科
pp.857-863
発行日 1974年7月20日
Published Date 1974/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206071
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はじめに
外科医は一般に,とかく痔核という疾患を軽視しやすく,解剖といつた基礎的なことも含めて,正しい知識や経験に案外欠けていることが多いのは否めない事実のようである.痔核は,もとより外科疾患のうちでも最も一般的なものの一つで,その診断治療は外科医の常識ともいうべきだが,案外この点教育上の盲点ともなつているので,編集部の意に即して,痔核の診療に必要な解剖について簡単に述べ,それからわれわれの行なつている結紮切除療法とその遠隔成績について述べてみたい.
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