Japanese
English
特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から
標準的尿路ストーマ造設法
Techniques of cutaneous ureterostomy and ileal conduit, and a recent trend in urinary diversion.
鳶巣 賢一
1
Kenichi TOBISU
1
1国立がんセンター中央病院泌尿器科
キーワード:
尿路ストーマ
,
尿管皮膚瘻
,
回腸導管
,
コンチネント・リザーバー
,
ネオブラダー(neobladder)
Keyword:
尿路ストーマ
,
尿管皮膚瘻
,
回腸導管
,
コンチネント・リザーバー
,
ネオブラダー(neobladder)
pp.1387-1397
発行日 1994年11月20日
Published Date 1994/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901707
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
近年,腹腔内にパウチを形成し,ストーマから間欠的に導尿する方法(continent reser—voir,導尿型)や,温存した尿道から術前と同様に排尿する方法(neobladder,自然排尿型)の代用膀胱形成術が普及しつつある.今後,後者が優勢になる傾向があるのは事実であるが,これらの術式は多くの点で完成の域に達したとはいえない.この意味で,従来から実施されてきた尿管皮膚瘻術や回腸導管造設法の重要性は今も失われていない.より良いストーマの形成は,術式の特徴を理解し,適応を選び,さらに適切な腹腔あるいは後腹膜腔内の操作を行うことで実現される.この観点に立って,具体的なストーマ形成法の実際をまとめた.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.