Japanese
English
臨床報告
血清CA 19-9が異常高値を示した胆石症の1例
A case of cholelithiasis with extremely high value of CA 19-9
加藤 雅俊
1
,
牧野 剛緒
1
,
黒木 建
1
,
野口 伸一
2
,
松田 祥一
3
,
瀬戸口 敏明
3
1黒木病院
2九州大学医学部第2病理
3宮崎医科大学第1外科
キーワード:
胆石症
,
黄疸
,
血清CAI9-9
Keyword:
胆石症
,
黄疸
,
血清CAI9-9
pp.129-131
発行日 1994年1月20日
Published Date 1994/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901473
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はじめに
血清CA 19-9やCEAは,消化器系悪性腫瘍の診断的価値が評価され,特にCA 19-9は膵胆道系悪性腫瘍の腫瘍マーカーとして注目され広く普及してきた.しかし,悪性疾患だけでなく,良性疾患においても時に高値を示すことがある2,6).特に黄疸や炎症所見を認める胆石症において,CA 19-9が高値を示すことが多い.
われわれは最近,血清CA 19-9が異常高値を示した胆嚢・総胆管結石症を経験したので報告する.
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