特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
28.鶏眼,胼胝
橋爪 敬
1
,
勝又 昇一
1
1橋爪外科医院
pp.256-257
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901385
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繰り返される機械的刺激によって生ずる表皮角層の限局性肥厚である.鶏眼は趾腹,趾背,趾間,足縁など下床に骨のある部分に好発する.角化は下方に広がり,中心に半透明な角栓があり,圧痛を伴う.胼胝は,やはり反復する圧迫,摩擦などに対する防御機転としての角層の増殖であり,いわゆるペンだこ,坐りだこや靴ずれだこなどである.通常,自覚症状はない.機械的刺激を排除しない限りは,治療しても必ず再発することを患者に理解させることが大切である.
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