特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
7.褥瘡
高野 邦雄
1
1秋田赤十字病院形成外科
pp.210-211
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901364
- 有料閲覧
- 文献概要
褥瘡とは,皮膚,皮下組織が壊死に陥った状態をいう.一般的には,同一体位での長時間臥床による骨と外部物体との間での皮膚,皮下組織の圧迫,阻血状態が持続することに起因する.褥瘡は軽度なものから深部に及ぶものまで種々みられる.概して全身状態の不良な患者に形成されやすく,治療にあたっては,褥瘡の深さと患者の全身状態を考慮して,その方法を適宣選択すべきである.しかし,一番重要なことは,予防であることを肝に銘じておくべきである.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.