特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
5.下肢静脈瘤
小川 勇一郎
1
,
福田 篤志
1
1広島赤十字・原爆病院外科
pp.206-207
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901362
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下肢静脈瘤は日常最もよく遭遇する血管疾患であり,多くは表在静脈または交通枝静脈の弁不全によって生じた1次性静脈瘤である.出血は稀であるが,下腿に色素沈着,硬結,静脈性潰瘍を伴うもの,静脈瘤の血栓性静脈炎を生ずるもの,立位で下腿鈍痛を訴えるもの,醜形の改善を希望するものが手術適応となる1).全身状態不良で手術不適応のときは,弾力ストッキングの着用を勧める2).
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