病院めぐり
八潮中央総合病院外科/高槻赤十字病院呼吸器外科
小関 和士
1
1八潮中央総合病院外科
pp.642-643
発行日 1993年5月20日
Published Date 1993/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901164
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当院の所在地,埼玉県八潮市は,県の東南端に位置し,足立区に接しています.人口は7万2千,都内に距離的には近いものの鉄道がないためか,まだ田舎の雰囲気が残る街です.当院は,昭和48年に80床で開設され,以来20年になる法人病院です.平成1年,総合病院認可となり,現在275床の小病院ですが,地域の患者さんに信頼される病院になるべく努力を続けています.
外科は,開院以来の江里口院長(金沢大出身)のもと、小関(東北大2外出身),小野寺(秋田大2外出身)に,関連の秋田大2外,山形大2外より若手の長期出張をいただき,5名で担当しています.平成4年1年間の手術件数は,全麻手術164,腰(硬)麻手術122,局麻手術など226の計512件ほどですが,症例はきわめて多彩で,臨時手術が30%以上を占めています.また大学医局などと違い,一般状態の芳しくない患者さんも多く,例えば食道静脈瘤硬化療法症例でも,昨年の14例中半数はChild—ウルトラCとでも分類したくなるような症例で,最近4年間の50例中にChild-Aは皆無でした.それもこれも市中一般病院の宿命かと心得てはいますが,必然的に超多忙状態が続くことになります.
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