Japanese
English
臨床報告
微小空腸動静脈奇形の1例—マイクロコイル留置による出血部位同定法
A case of arteriovenous malformation of the jejunum
渡邊 透
1
,
橋本 琢生
1
,
北川 晋
1
,
中川 正明
1
,
森田 達志
2
,
清水 博志
3
1石川県立中央病院一般消化器外科
2石川県立中央病院内科
3石川県立中央病院放射線科
キーワード:
小腸出血
,
下血
,
空腸動静脈奇形
Keyword:
小腸出血
,
下血
,
空腸動静脈奇形
pp.401-404
発行日 1993年3月20日
Published Date 1993/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901135
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はじめに
小腸出血は出血部位の診断が困難であり,内視鏡検査や消化管造影はもちろん,血管造影によっても術前にそれを同定することは困難なことが多い.今回われわれは,空腸動静脈奇形(ArterioVenous Malformation,以下AVM)による消化管出血にたいして,血管造影,コイル,術中X線透視を施行することにより,術前のみならず術中も出血部位を正確に同定し,空腸部分切除術により治癒させることができたので報告する.
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