Japanese
English
臨床報告・1
術前部位診断が可能であった空腸原発GISTの1手術例
An operated case of gastrointestinal stromal tumor of the jejunum of which location was diagnosed preoperatively
清水 謙司
1
,
中西 章人
1
,
林 隆志
1
,
佐藤 文平
1
,
辻 雅衛
1
Shimizu Kenji
1
1康生会武田病院外科
キーワード:
下血
,
gastrointestinal stromal tumor(GIST)
,
腹部血管造影検査
Keyword:
下血
,
gastrointestinal stromal tumor(GIST)
,
腹部血管造影検査
pp.493-497
発行日 2004年4月20日
Published Date 2004/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100608
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はじめに
消化管出血を主訴としているにもかかわらず,上部・下部内視鏡でも出血病変を認めない場合,原発性小腸腫瘍は鑑別診断の1つに挙げられる.しかしながら原発性小腸腫瘍は特有の症状や身体所見に乏しく,術前部位診断が困難である場合が少なくない.今回,筆者らは頻回の消化管出血で発症し,保存的治療に終始していた患者に対し,小腸腫瘍を強く疑い,術前診断で腫瘍部位の特定が可能であった空腸原発gastrointestinal stromal tumor(GIST)1)の1手術例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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