前立ちからみた消化器外科手術・19
食道癌根治術における前立ちの基本操作(2)
早川 直和
1,2
,
二村 雄次
1
1名古屋大学医学部第1外科
2国家公務員等共済組合連合会東海病院外科
pp.1471-1475
発行日 1992年11月20日
Published Date 1992/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901038
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胸部食道癌根治術において頸部リンパ節あるいは頸胸境界部リンパ節郭清の重要性は衆目の一致するところである.しかしながら,食道の領域リンパ節系は広範囲に及び,その徹底的な郭清は過大な手術侵襲となる.頸部郭清における最適な郭清範囲については未だ統一された見解が得られていないのが現状である.
今回は,教室で行っている胸部食道癌根治術における頸部郭清術式ならびに前立ちの基本操作について述べる.
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