Japanese
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特集 いまイレウスを診療する
C イレウスの処置と手術
拡張腸管の内容を術中にどうする
Intraoperative preparation of bowel contents
高橋 愛樹
1
,
石田 康夫
2
,
岡 壽士
2
Yoshiki TAKAHASHI
1
1昭和大学藤が丘病院救急医学科
2昭和大学藤が丘病院外科
pp.749-751
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900821
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ポイント:術前にイレウス管などによって腸管内容の除去が十分に行えなかった場合,腸管の拡張が持続し,腸管壁の浮腫が顕著となり,吻合部の縫合不全の危険性が大きくなる.また,術前に全大腸の内視鏡的観察が行えない場合が多く,術中に閉塞部位より口側の腸管内容が完全に除去できないと合併病変を見落とす危険性も高くなり,術中腸洗浄法が有効な手段と考えられる.石田らの考案したプレパレーションセットによる臨床応用でも,術後の合併症を減少させた.術前に除去することのできなかった腸内容の除去は,術後の合併症を防ぐうえで極めて重要であり,この目的を達成するためには従来行われていた方法とともに,術中腸管洗浄法が有効であると思われた.
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