小児外科医の独白・17
肥厚性幽門狭窄症(4)—Ramstedt論文
角田 昭夫
1
1神奈川県立こども医療センター
pp.634-635
発行日 1992年5月20日
Published Date 1992/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900796
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Ramstedt論文の序論 「乳児肥厚性幽門狭窄症の治療を内科的に行うべきか,手術すべきかの答えは,今日まだ得られていない.食餌療法も効果があるが,重症例の場合,内科治療には限度がある.
小児科医にとっても外科医にとっても,手術が乳児に大きな侵襲を与え,危険を伴うことは大問題である.外科医はできるだけ,乳児に抵抗力のある早い時期に手術することを望む.乳児の手術を可能な限り簡単に,また時間を短くすることは術者の義務である.」
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