小児外科医の独白・14
肥厚性幽門狭窄症(1)
角田 昭夫
1
1神奈川県立こども医療センター
pp.240-241
発行日 1992年2月20日
Published Date 1992/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900740
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“Surgery”1960年 この頃のSurgeryには“Medical History”という欄があり,6月号にMark M.Ravitchが「肥厚性幽門狭窄症物語り」1)を執筆している.
その翌1961年は,私が賛育会病院に勤めはじめた年,つまり駿河敬次郎先生(後の順天堂大学外科教授・現葛南病院院長)に師事して小児外科の勉強を始めた年である.着任時は3〜4人の少人数の外科チームだったが,抄読会は必ず開かれていた.つまり駿河先生は常に勉強する姿勢をわれわれにも求められたわけで,私が先生から教えられた大切なことの一つである.
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