Japanese
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特集 胃癌の治療update
進行胃がん術後補助化学療法
Adjuvant chemotherapy for advanced gastric cancer
西山 正彦
1
,
峠 哲哉
1
Masahiko NISHIYAMA
1
,
Tetsuya TOGE
1
1広島大学原爆放射能医学研究所外科
pp.1101-1109
発行日 1991年9月20日
Published Date 1991/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900506
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進行胃がん術後補助化学療法はいまだ検討の段階にある.当科における検討では,現在汎用されているMMC+フッ化ピリミジン療法は血行性転移抑制効果があり,また数種の免疫賦活剤との併用が有効であることが確認された.しかしながら,動注療法,局所投与の有用性は証明し得ず,抗がん剤感受性試験の臨床応用にも数多くの問題点が示された.現況において治療成績を向上させるには,腹膜再発を標的とし,画期的奏効率が報告されているEAP,FAMTX療法の組み入れやCDDPの腹腔内投与などを検討するとともに,胃がんの特性,薬剤の作用機序の解析に基づいた術後補助化学療法についての研究を進める必要があると考えられた.
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