Japanese
English
臨床報告
長期ステロイド剤投与中に発生した気腹を伴う腸管嚢腫様気腫症の1例
Pneumatosis cystoides intestinalis presenting with pneumoperitoneum in a patient with chronic steroid administration
井久保 丹
1
,
中村 賢二郎
1
,
藤井 輝正
1
,
佐藤 和洋
1
,
増田 弘志
1
,
井上 強
1
Akashi IKUBO
1
1山口日本赤十字病院外科
pp.385-387
発行日 1991年3月20日
Published Date 1991/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900405
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
腸管嚢腫様気腫症(pneumatosis cystoides intes-tinalis)は腸管壁に多発性にガスが貯留する稀な疾患であるが,その成因については未だ明らかではない.
今回,われわれは6ヵ月間ステロイド剤を投与されていた高齢女性の1例を経験したので報告し,同症の成因および臨床像について検討を加える.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.